🚶♀️ 歩くことで思考が整理される──『歩く マジで人生が変わる習慣』を読んで気づいたこと
🫧 心臓の手術を終えて退院したあと、
僕は心肺機能のリハビリを兼ねて、毎日「歩く」ことを続けるようになりました。
最初はただの健康維持のため。
けれど気づけば、それがすっかり習慣になり、
いまでは帰宅後に1時間ほど外を歩くのが当たり前になっています。🌇
そんなある日、ふと本屋で目にとまったのがこの一冊。📗
『歩く マジで人生が変わる習慣』
「歩く=健康のため」──そう思い込んでいた僕に、
この本は “歩くことには、もっと深い意味があるのでは?”
という視点を与えてくれました。
この記事では、
この本を通じて感じた 「歩くことで思考が整理される理由」 と、
僕自身の体験を交えながら、
歩くという行為の持つ“もうひとつの力”についてお話しします。✨
📘 本書紹介:『歩く マジで人生が変わる習慣』

著者:池田光史(いけだ こうじ)
出版社:NewsPicksパブリッシング(2025年2月刊)
本書は、「歩く」というごく日常的な行為を、
思考・創造・健康・街づくりの観点から掘り下げた一冊です。🚶♂️
🌿 第1章:歩くことで思考が整理されるという発見
本書で僕が最も心を動かされたのは、
「歩くことで思考が整理される」 というメカニズムについて書かれている点です。🧠
「ウォーキングは健康に良い」と言う本は山ほどありますが、
「歩くことで思考力が回復する」 という切り口を持つ本は意外と少ない。
著者は、「歩くことで思考が深まる」というよりも、
「歩かないことで、本来の思考力が失われている」 と繰り返し語っています。
つまり“歩くこと”は、
失われた自分本来のリズムや感覚を取り戻す行為なのかもしれません。
また本書では、「座ること」そのもののリスクにも触れています。💺
長時間のデスクワークは血流を滞らせ、脳の働きを鈍くしてしまう。
その結果、思考が詰まり、感情まで鈍っていく。
この指摘を読んでから、僕は“歩く=思考をリセットする時間”として考えるようになりました。
イヤホンもつけず、スマホも見ない。📵
ただ自分の足音と呼吸だけを感じながら歩く――。
すると、不思議と頭の中が静まり、
新しいアイデアやブログの構成が自然と浮かんでくるのです。💡
歩くことで、脳が「今、この瞬間」に戻ってくる。
そんな感覚を、僕は日々の中で少しずつ実感しています。
🚶♂️ 第3章:日常の中に“歩く時間”をどう組み込むか
「歩くことの大切さは分かっていても、
実際に続けるのはなかなか難しい」──
そう感じている人も多いのではないでしょうか。🌧️
僕も最初のころは、
「雨の日はどうしよう」「仕事で疲れた日はサボりたい」と
続けるハードルの高さを感じていました。
でも、あるときから考え方を少し変えました。
それが、「歩く時間をつくる」ではなく、「歩ける場を日常に組み込む」という発想です。💡
僕は毎朝、一駅手前で降りて歩くようにしています。🚉
たった10〜15分の距離でも、朝の空気の中を歩くと、
頭がスッと冴えて、1日が気持ちよく始まります。
休日はもちろんハイキングや山登りも最高ですが、
それが難しい日でも、身近に“歩ける場所”はあります。🌿
たとえば僕の場合、服を見るのが好きなので、
よく街中や大型商業施設に出かけます。👕
イオンなどのモールも端から端まで歩くと意外と距離がありますし、
天候や気温に関係なく歩けるので、とてもオススメです。🏬
大事なのは、「特別な時間をつくること」ではなく、
「日常の中に自然と歩くリズムを入れること」。🎵
エスカレーターをやめて階段を使う。
少し遠回りのルートを歩いてみる。
そんな“小さな積み重ね”が、
気づけば大きな変化を生んでくれます。
歩くことは、努力ではなく選択。
「ついで」に歩ける工夫を日常に散りばめる。
それだけで、人生のペースが少しずつ穏やかに整っていきます。☀️
📌 本書には、こんな視点も描かれています
『歩く マジで人生が変わる習慣』では、
ここまで紹介してきた「思考の整理」「健康維持」「習慣化」のほかにも、
歩くという行為をさまざまな角度から掘り下げています。🌿
- 「歩くことで創造性が高まる」という脳科学的なアプローチ🧠
- 「街やインフラの設計」が人の歩き方を変えるという都市の視点🏙️
- 「足と靴」という身近な道具から見た“身体との対話”👟
- 自然の中で歩くことで生まれる“心のリセット”🌲
このように、本書は“歩く”という一見シンプルな行為を、
身体・思考・文化・社会のすべてに関わるテーマとして描いています。
読み進めるほどに、「歩くってこんなに奥深かったのか」と感じさせてくれる一冊です。📖
🌸 第4章:再確認と小さな改善
僕の場合、歩くことはもともと生活の一部になっていました。
だからこの本を読んで感じたのは、新しい発見というよりも“再確認”に近いものでした。🌿
けれど、そこにもうひとつの視点を足してくれたのが、
この本の中で語られていた「意識して歩く」という考え方でした。
それ以来、僕は「デジタル・デトックスの時間として歩く」ことを意識しています。📵
イヤホンもスマホも持たず、ただ風の音と足音だけを感じながら歩く。
そうすることで、頭の中の“ノイズ”が少しずつ静まっていくのを感じます。
歩くことで、考えすぎていたことが整理され、
小さな悩みや迷いも、自然と“ちょうどいい距離”に戻っていくような感覚。🌬️
もちろん、完璧ではありません。
雨の日にはサボったり、ついスマホを見ながら歩いてしまうこともあります。☔
でも、それでもいいんです。
大事なのは、「できなかった」ではなく「気づけた」こと。
その意識こそが、習慣を長く続ける一番の力になると思います。✨
“歩く”という行為は、派手な変化をもたらすものではありません。
でも、日々の暮らしを少しずつ整え、
心の中の静けさを取り戻してくれる。🌕
それを改めて感じられただけでも、
この本を読んでよかったと思える一冊でした。
🌕 まとめ:歩くことは“思考と人生の再起動ボタン”
『歩く マジで人生が変わる習慣』を読み終えて、
改めて感じたのは――
歩くことは、単なる運動ではなく「思考と感情を再起動させる行為」だということ。💡
リハビリとして始めた“歩く習慣”が、
いまでは僕の毎日を支える“心のメンテナンス”になっています。
歩いていると、悩みや迷いがふと軽くなる瞬間があります。🍃
呼吸が整い、視界が広がる。
身体が前に進むのと同じように、思考も少しずつ整理されていく。
歩くとは、立ち止まらずに“自分を取り戻す”時間。
静かなペースで人生を整える、最もシンプルで確かな方法だと感じます。🌿
健康のためでも、努力のためでもなく、
「今日を少しだけ整えるため」に歩く。🚶♀️
そんな小さな一歩が、気づけば大きな変化につながっていくのかもしれません。
今日もまた、ゆっくりと歩きながら、
心の中をリセットしていこうと思います。🌇


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