🌱 はじめに
「ChatGPTに質問してみたけど、なんだかピンとこない答えだった」──そんな経験はありませんか?
生成AIはすごいと聞いて使い始めたものの、
- レシピを聞いたらよく分からない料理名が出てきた
- 説明を頼んだら専門用語だらけで理解できなかった
- 文章をお願いしたら「なんか無難でつまらない」
…と、思ったほど便利じゃないなと感じる人も多いはずです。
でも、それはAIがダメなのではなく、質問の仕方がちょっともったいないだけ。
実はほんの少し工夫するだけで、ChatGPTはぐっと頼れる相棒に変わります。
💡 ちなみに「AIがどうやって答えを作っているのか?」という仕組みについては、前回の記事
👉 ももたろうで理解する生成AIの仕組み
でやさしく解説しています。こちらもあわせて読むと理解が深まります。

この記事では、初心者でも今日からできる超入門3ステップを、NG例→OK例・解説・練習問題つきで紹介します。

🥇 ステップ1:具体的に聞く
AIに質問するとき、一番ありがちな失敗が「ざっくりすぎる」ことです。
❌ NG例
「旅行プランを考えて」
✅ OK例
「2泊3日で京都へ行きたい。30代夫婦向けで、予算は5万円以内。おすすめのプランを考えて」
📌 ポイント
ChatGPTは「条件をもとに文章を組み立てるAI」。
条件が少なければ少ないほど、AIは「どの方向で答えればいいのか」迷ってしまい、ぼんやりした答えになります。
逆に「誰が」「いつ」「どこで」「何を」「どんな目的で」を伝えると、答えの精度が一気に高まります。
✨ 追加例
- NG:「レシピを教えて」
- OK:「鶏むね肉を使って、10分以内で、子どもも食べやすい晩ごはんレシピを教えて」
- NG:「本を紹介して」
- OK:「睡眠改善に役立つ本を3冊、初心者向けで読みやすいものを紹介して」
🏋️ 練習ワーク
「映画を教えて」とだけ聞くと、AIはヒット作や古典をランダムに並べがちです。
ここに条件を追加してみましょう。
- 主人公が女性
- 2時間以内で観られる
- 家族で安心して観られる
👉 こう伝えると、“自分に合った映画”が返ってきます。
🥈 ステップ2:例を見せる
次のコツは「例を添える」こと。
これだけでAIの答えは、グッと“あなた好み”に近づきます。
❌ NG例
「SNSでバズる文章を作って」
✅ OK例
「X(旧Twitter)に投稿する140文字のジョーク。例:『あまりの暑さでアイスが3秒で溶けた』みたいな感じで」
📌 ポイント
AIは大量の文章を学習していますが、人間が思う「雰囲気」や「ノリ」を読み取るのは苦手です。
だからこそ「こんな感じ」とサンプルを示すと、AIはそれに寄せてくれるのです。
✨ 追加例
- コピーライティング
- NG:「キャッチコピーを考えて」
- OK:「コンビニの新しいおにぎりのキャッチコピー。例:『手軽に本格、ひと口で旅気分』みたいに」
- イラスト生成
- NG:「かわいいクマを描いて」
- OK:「ふわふわした白いクマで、手に本を持っている。例:絵本に出てくる『しろくまちゃん』の雰囲気で」
🏋️ 練習ワーク
次の質問に「例」をつけてみましょう。
- 質問:「明日のプレゼンで使える一言を考えて」
👉 例がないと無難なフレーズが出ます。
👉 例:「堅苦しくなくて、ちょっと笑いが起きる感じで」
🥉 ステップ3:役割を決める
3つめのコツは「AIに役を与える」こと。
❌ NG例
「NISAについて教えて」
✅ OK例
「小学生に説明する先生役になって、NISAをわかりやすく教えて」
📌 ポイント
人間でも「医者」と「友達」では説明の仕方が違いますよね。
AIも同じで、役を与えることで「言葉づかい」「情報の深さ」「例え話」が整理されます。
✨ 追加例
- メール添削
- NG:「メールを直して」
- OK:「上司に送る正式なメールとして添削して」
- 学習サポート
- NG:「フランス語を教えて」
- OK:「フランス語の先生になって、初心者に自己紹介のフレーズを教えて」
🏋️ 練習ワーク
次の質問に「役割」を加えてみましょう。
- 質問:「京都のおすすめスポットを教えて」
👉 「旅行ガイドになって」と加えると、口調や具体性が変わります。
⚠️ よくある失敗と回避法
- 失敗1:質問がざっくりすぎる
👉 「条件を増やす」で解決 - 失敗2:指示が長すぎる
👉 ポイントは3つ以内に絞る - 失敗3:矛盾した指示
👉 「短く詳しく」「シンプルに専門的に」などは混乱の元
👉 どちらを優先したいか伝える
📚 すぐ使えるプロンプト集(おまけ)
- レシピ:「鶏むね肉で、10分以内に作れる、子どもが食べやすいレシピ」
- 文章づくり:「X用のユーモア投稿。例:『猫がリモコンを占領してチャンネルが変えられない』」
- 学び:「小学生に説明する先生役になって、NISAを教えて」
- 英語学習:「英語の先生として、初心者が旅行で使うフレーズを日本語→英語で教えて」
- ビジネス:「上司に送るフォーマルなメールに直して」
🌟 まとめ
AIにうまく質問するコツは、この 3ステップ だけ。
- 具体的に聞く
- 例を見せる
- 役割を決める
この3つを試すだけで、ChatGPTはもっと“頼れる相棒”になります。
まずは「今日の夕飯」や「SNSの一文」など、小さなことから試してみてください。
👉 あなたなら最初にAIに何を質問しますか?

人生逆転中の著者・そらくまです。
元美容師・営業職を経て、突然の心内膜炎により身体障がい者1級に。 働き方も人生の見方も大きく変わり、現在医療系大手企業へ。 “制度は使える”という視点で暮らしを再設計中です。
AIとの共創を通じて、 「誰かの人生に再設計の原型を届ける」活動を展開中。
特に、世界初|「障がい者 × 読書レビュー × 資産形成 × AI」 人生を再設計するブログ。を開設し、 第一人者として情報を発信しています。
コメントを残す コメントをキャンセル